承認欲求とは 時が震える 月が消えてく 君が何か言おうとしても

はてなーが「承認欲求は悪くない!」運動を始めたようである。

 

 

なぜ承認欲求と自己愛が問題になるのか?

http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20140105/1388933903

 

承認欲求そのものを叩いている人は「残念」

http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20140109/p1

 

 

お笑いである。次は「アフィリエイトは悪くない」運動でも始めるのだろうか?

金銭欲そのものを叩いてる人は残念?

 

アフィリエイト」と「承認欲求」

 

 

「業者」と「ワナビー

 

というゴキブリをネットに繁殖させた歴史をまるで知らないのだろうか?

我々妖怪がそれを語らないとでも?馬鹿にするな。

他人がアイドルやタレントになる手助けを何で我々がしなければならないのだ。

他人の金儲けを何で我々が手伝わなければならないのだ。我々はお前らの戯言や

自己実現よりも、人々の好きなもの、人々の日常でのささいな幸せ、彼らの黒歴史

日々の苦しみ、葛藤、悩み、その人が現実では言えないこと、そういうものを

読みたいのだ。それをアフィリエイトと承認欲求なんかで見えなくされてたまるか。

 

妖怪がヘタクソなカラオケやダンス動画を叩くのは

「データベースが汚れるから」

であって、「俺の方が上手くやれる」「褒められてるあいつが妬ましい」

なんて動機は一切無い。それがあるのは健常者(ワナビー)の方だろ。

ツイッター登場以降に急激に増えやがったよな。

 

中二病」「ドヤ顔」とかも健常者が意味をねじ曲げたり作り上げたりした

言葉だろ。妖怪は中二病もドヤ顔も大好きだよ。それを表現したり摂取したりして

俺たちはネットで生きてたんだ。それがネットでどんどんできなくなっていった

のは、スカした健常者のせいだろ。

 

健常者は自縄自縛になってるんだよ。自分たちでワナビーをいっぱい作り出して

おいて、ていうかお前がワナビーなのに

「人を妬むのは止めよう」「承認欲求は悪くない」

じゃねーよ。マッチポンプだろ。お前らはネットで妬み嫉みしかできないんだよ。

 

 

インターネットで「何者か」になりたいのか?ネットでそんなもんになってどうすん

だよ。その限界はニコニコ動画のタレントが見せてくれてるだろ。

 

 

「何者か」になりたい野心を持った健常者が大量にやって来たからインターネットに

わけのわからん競争原理が生まれたんだよ。そんでカーストも生まれた。属人性や

パーソナリティが重要視されるようになった。サードブロガーとかもそれの被害者

だろ。

「ぼくはアルファブロガーに勝てない」じゃねーよ。誰がそんなこと決めたんだよ。

勝てるかもしれないじゃん。自分を値踏みするな。好きなことを書けよ。

「さとりブロガー」じゃねーよ。そんなこと言ってる時点で悟れてねーだろ。

悟った人間のブログなんか誰が読むんだよ。

 

 

これはさ、健常者たち自身の生み出した毒で健常者たちが苦しんでるだけなんだよ。

表現欲求は無いのに承認欲求だけはあるんだろ?だから毒がどんどん染み出して

いく。そういう毒でネットが汚れるんだよ。一般化する前の2ちゃんねらーの観察眼

とはまた一味違う、いやらしい、人間の観察の仕方。小野ほりでいとかが生まれたの

もそういう背景からだよ。他人の自意識を邪推したりカーストを作ったりしてる。

そんなことをして何が面白いんだよ。そんなことをするから、誰も自分の本心を

語らなくなったんじゃねーか。今や本心(?)を語るのは炎上上等の芸人と

デリカシーの無いタイプの女だけになっちまった。しかも彼女たちはオブラートに包

むということを知らないから毎度毎度炎上するんだよ。

夫に話すと「愚痴」が「悪口」になっている

これが良い例だよ。こんな意識でブログ書いてるんだよ。読む人の心にナイフ

グサグサ刺してるんだよ。

 

 

「承認欲求(笑)」「歌い手(笑)」「創作(笑)」「黒歴史(笑)」みたいな茶々入れが、クリエイターにどれくらい悪影響なのかそのうち語りたい。”そんなの気にすんなよ”ってアドバイスじゃ片付けられない何かがあると思う。中学の英語の授業で、発音が正しいと茶化されるみたいなのに似てる。

@私がui_nyanだ

 

全部お前らがやって来たことなの。ワナビーを増やしておいて(競争原理を取り入れて

おいて、)「茶々入れが増えた」じゃねーよ。ワナビーが増えたからカーストが生まれ

て他人の自意識を意地悪に邪推する人間も増えたんじゃねーか。

 

俺たち妖怪は他人の英語の発音が巻き舌でも馬鹿にしなかった。議論を「くさい」

とか言って忌避しなかった。俺たちは本気とネタを見極めた。俺たちに上昇志向なん

かなかった。俺たちは何者にもなろうとしてなかった。

 

でも俺たちもゼロ年代の終わりと共に絶滅したんだ。今や俺や嫌儲が最後の砦だよ。

でも俺たちもいずれ滅び行く。そうすりゃカースト作りと自意識邪推の上手い

健常者が今よりもっと幅を利かす。でもさ、そういう世界で一体誰が何かを本気で

語ろうと思うんだよ?インターネットからどんどん(ポジティブな)熱が消えて行って

るのはどんな鈍感な奴だって気づいてるはずだ。当たり前だ。金銭欲や承認欲求は

人を自由にさせない。タレント志望や金の亡者が世界を面白くできるか?

「承認欲求を叩くのはけしからん」とか言ってるお前の存在が、いちばん人の言論を

スポイルしてんだよ。

 

というかさ、そもそも承認欲求なんて私的領域で満たすものだろ。ピングドラム

そういう話だ。家族や親友関係の中で傷ついたり喪失したり葛藤したり、そういう

少年たちのお話だ。

 

それを公的領域(社会)で誰かに認められて云々というワナビーの話にすり替える

シロクマはオカシイ。

 

 

ありむーが「ニコニコ動画ごときで満たされるカジュアルな承認欲求など要らぬ」

と言ったのは至極正しい。ニコニコ動画を馬鹿にしてるわけじゃない。MMD杯には

いつも感動してるし、今でも探せば、お金や承認欲求なんかに関係なく、

ただ「自分のやりたいこと」を本気でやってる人は山ほどいる。そういう作品を

見たり作ったりする営みは、作り手も視聴者もすごく満たされると思う。でも

それは「承認欲求」が満たされてるんじゃなくて、もっと別な何かである気がするん

だ。

 

 つまり、創作や表現で「承認欲求」を満たすことが目的の人って決定的に何かが間

違ってるんじゃない?という疑問が拭えない。

 

そんな疑問だらけの欲求、いや欲望と言おう。その欲望でネットをこれ以上汚すのは

許さない。承認欲求は金銭欲と同じく、ネット上では忌み嫌われるべきものだ。他者

の口をふさいでしまうような作用のある「自己愛」など私は許容しない。