オタクを標的にするのは戦略的に間違い

 

 

 「無自覚な性差別がダメなんですよー!」の行き着く先って結局はブルカなんだよね。だからオタクを糾弾してもしょうがないんじゃないの?ってのは誰もが思う(内心は人の自由でしょ?)。フェミニズムの本当に戦うべき相手は、村上春樹とか、宮崎駿とか、秋元康なんだけど、憎らしいことに、村上も宮崎も秋元も女性のロマンすら内包してしまって、女性からも支持を受けてるんだよね。だから、フェミニストは彼らに手が出せない。だから、「オタクは無自覚である」ということを根拠にオタクを攻撃するんだけど、でもその理論の先端には俺はブルカしか見えないんだよなぁ。これは俺はずーっと言い続けてる。「それは女性を描くなっていうことじゃん」って。

 

 俺も艦これとかはキモいと思うけど、でもだからって艦これをおもしろいと思う人たちのロマン(内心)を潰したって何の解決にもならないんだから、もし艦これを面白いと思う人たちを改心させたいのなら、その人たちに艦これよりももっと面白くて性差別的じゃないゲームを提示して、鞍替えさせるしかないんじゃない?これは野球部マネージャーおにぎり1000個事件のときも思ったんだけど、ああやって苦労しておにぎりを握ることにロマンを感じてて、そしてそういうロマンが評価される社会である以上は、「性差別的!キモい!」と彼ら彼女らを糾弾してもしょうがないんじゃないかって。だったら、おにぎりを1000個にぎらなくてももっと楽しいことだったり、もっと社会的に有利になる何かインセンティブを提示しないと、彼ら彼女らはおにぎりを握って感動し続けるし、「キモい!」と攻撃してくる奴に対して意固地になるだけなんじゃないかと。

 

 相手の考えを変えたいのなら、相手のロマンを上回るロマンをぶつけるしかないんじゃないかな。日本の一部のフェミニズムってロマンを潰すだけでその先が無いっていうかどう考えてもイスラム世界になりそうなんで、それが嫌なんですよね。もちろんだからってそこら中にエロ本を置いて良いという話ではないんですけれども、しかし逆にエロ本の製造やエロ本が欲しいと思う心を禁止するのもまたオカシイと思います。そこら辺を、もうちょっとバランスをとって考えたいと私は思っています。「ロマンが無い・ロマンが持てない」という人の権利ももちろん尊重するべきであるとも思っています。

 

 

 

 

 

 

反差別を掲げてる人は美少女コンテンツで楽しんでることを公言しないでほしい

http://togetter.com/li/729256

 

背徳 私的領域 使い分け

http://masudamaster.hatenablog.jp/entry/2014/08/21/003141

 

異性を描く問題

http://masudamaster.hatenablog.jp/entry/2014/09/13/152024

 

ブルカ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AB