自身の価値観や感性を公共に合わせられる北欧女性　できない日本人女性

　嫌いな男にどれだけ紳士的にアプローチされようが、どれだけ正しくエスコートされようが、女性からしたらそれは嫌がらせ・セクハラ・レイプにすぎないんだよね。逆に好きな男になら少々乱暴にされても、少々順序をすっ飛ばしたアプローチをされても、それは女性からしたらロマンチックなひと時であり、政治的に正しい恋愛なんですよ。だから我々は「正しいセックス」も「間違ったセックス」も規定できないんです。

　「そのセックスがレイプでないかどうか・犯罪でないかどうか」は女性しか決めることができない。男がいくら「このセックスは正規のものである。犯罪ではない！」と言い張ったところで、女性が「いいえ不本意なセックスでした。この男に襲われました」と言ってしまえば、男は逮捕される。逆に、どれだけ見るに堪えない残虐なセックスが行われていようが、女性が「私は望んでこれをやっています。これが私の快楽です」と言ってしまえば、もう我々がベッドルームに介入する手立ては無い。

　北欧などの意識の高い国々は、女性の価値観や感性が、限りなく公共（政治的正しさ）と共通しているので、先ほど言ったような、自分が虐げられるようなセックスをして「私はこれを望んでます」みたいなことは言わないし、たとえどれだけ好きな男からのアプローチであっても、そのアプローチ方法がフェミニズムに準拠していなければ、そのアプローチを受け付けない。北欧の男女は「親に見せても恥ずかしくない交際・親に見せても恥ずかしくないセックス」を、リベラル社会に生きる民として、忠実に遂行しているのだ。公共の価値観と女性たちの価値観がさほど乖離していないからこそ、北欧は「正しいセックス」を規定できるのだ。

　一方で我が国のジャップメスどもはどうだろう。若いジャップメスの価値観や感性など、ほとんど公共と共通していない。公共を無視した、自分勝手なロマンや憧れを抱き、それをセックスに反映させている。先ほど言ったような、残虐なセックスをしておいて「私は望んでこれをやっています。これが私の快楽です」と言う輩たちである。こういう輩どもがいると、北欧のように「正しいセックス」「健全なセックス」を規定できないので非常に厄介だ。しかもこのジャップメスども、出産して子どもを持つと、脳が子育てモードになって、途端に「私はいやらしいことなんて全く知りません」みたいなPTAの顔をして、街にあるエロ成分を叩き始める。「エロ本を無くせー！」とか言うけど、エロ本が無かったらお前の旦那はお前を犯せなかったんだぞ。

　北欧のように終始一貫して、自身の価値観や感性を公共と共通化させているのなら良い。つまり北欧の女性は産まれてからずーっと「母」なのだ。ところがジャップメスは若い頃は「公共？なにそれ？」みたいな感じで、「娘」の時間を楽しむ。放蕩を楽しむ。ところが出産し子を持つと、「いやらしいものは許せないぃぃぃぃい！」と一転「母モード」になって、性表現の殲滅に勤しむ。それではダメなのだ。若い頃からずっと母親でないと。若いうちから自身の価値観や感性を公共に合わせる訓練をしなきゃダメなのだ。「アタシが娘のときは社会を娘用に、アタシが母親になったら社会を母親用に」という風に自分のライフスタイルの段階に合わせて社会を改造することは許されない。自分の住む国を「娘として生きやすい社会」にするのか、それとも「母として生きやすい社会」にするのか、どちらなのかを最初から決めていなければいけない。全体主義の北欧は後者を選択してるし、自由主義の欧州の国々は前者を選択している（「生きやすさ」」とは福祉制度がどうこうということではなく、文化・社会風潮のことを言っている。売春宿が堂々と鎮座できる街では「娘」タイプの女性は生きやすいだろう）。