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性被害の想像

 

 

 男が男にセクハラされるのと、男が女にセクハラされるのでは全く意味合いが違うのだから、女性が痴漢されている苦痛に男が共感しようとするのならば、彼は自分が女性から痴漢されている様を思い浮かべるしかないではないか。

 

 「男女逆転で考えてみた」などというのは当たり前のことであって、なぜなら男から男への性的なちょっかいは、それが親しい間柄で行なわれているのでなければ、「戦闘」や「マウンティング」の意味合いを持っていて、それは男が女性から性的ちょっかいを出されることとは全く意味合いが違う。男は同性からそれをされたときは、体格差があろうが無かろうが瞬時に「戦闘」か「逃走」の二つを選ぶしかない。主語が大きすぎるというのなら、私個人の話になってもいいが、もし私が男性から痴漢を受けたのならば、私は瞬時に抵抗するし、触られっぱなしというのはまずありえない。

 

 触られっぱなしで「え?え?」と流されるような自体はまずありえない。「触ったら戦争だろ」ということである。パーソナルスペースを侵犯されたのだからすぐさま怒りが沸いて来て、私は痴漢をしてきた人間の顔を殴ると思う。

 

 私が好ましくない男から性的ちょっかいを受けてもそれは「喧嘩」や「闘争」に分類されるものであって、「性被害か」と言われると少し違う気がする。「気持ち悪い」ではなく「てめぇ何やってんだ」の方が強く、生まれる感情は怒りであって、身体はすぐに戦闘体勢に移行する。

 

 これはたぶん私だけでなく、けっこうな数の男性がそうだと思う。「体格差のある男性から迫られたら怖いでしょ~?」と言われても、「いや怖い以前に顔ぶん殴るか逃げるかのどっちかだよ。やられっぱなしはありえない。」という返答になる。「怖いと感じるのはその後だ」。

 

 じゃあ、ノンケ男性が痴漢されっぱなしになるにはどうすればいいか?それは痴漢をする人間が女性になることだ。ここで初めて、男性は痴漢を受ける女性の気持ちになれる。「あぁ~異性から触られたら体固まっちゃうかもね~」と。「膣液とか経血とか母乳とかツバがかけられるのは気持ち悪いね~」と。そこで初めて痴漢をされた女性に寄り添えるのであって、そこで「女じゃなくてゴリラみたいな男に迫られたらどうする?」とか言われたら、瞬時に表情を変えて「逃げるか戦うかのどちらかで、体が固まったり気持ち悪いと思ってる暇はない」と返答するしかないのだ。

 

 これが「あんたより大きいゴリラみたいな女に迫られたらどうする?」と言われたら「怖いね~気持ち悪いね~」と返答するだろう。(でもこれって、長身女性や自分のことをゴリラみたいだと思ってる女性の差別に繋がらないかな?だからこういうこと書くのほんとは嫌。)

 

 であるからして、「男女逆転で考えてみた」というのは悪いことでもなんでもない。だからあの記事で例えるべきであったのは、「女性と男性の体格が逆転したら」だと思う。そこで初めて、男性は女性が日常で感じている恐怖をわかるのだと思う。俺はドチビだけど、正直身長コンプレックスは無くて、電車とか街中でもデカい男を見ても何とも思わないんだよね(大抵の男は俺よりデカいし)。でも、逆に大きい女の人の近くに行くと、「素敵だな」と思う反面「ちょっと怖い」と思っちゃうんだよね。だからつまり俺はデカい同性は怖くなくてもデカい異性は怖いんだね。だからやっぱり、「異性で考える」っていうことが重要だと思うんだ。

 

 

追記 :

男が男の身体を触るということだが、これは戦闘や逃走の他にもあって、それは「ギャグになっちゃう」というところだろうか。つまりノンケは「何やってんだこいつはwww」と笑いがこみ上げて来て、ネタとして処理しちゃうっていうのもあるかな。もちろん、男性から性被害を受けて苦しんでいる男性がいるのも理解しているけれども、「男のチンコ触って喜んでんじゃねぇよ(ホリ・トオル)」的な処理をして済ませてしまう男性も多いんじゃないかなー。

 

 

 

 

 

 

男女はフィジカルにおいて不平等

http://salucoro.hatenablog.com/entry/2014/06/13/040833

 http://b.hatena.ne.jp/entry/salucoro.hatenablog.com/entry/2014/06/13/040833

 

 

女性が受ける痴漢行為に対する恐怖心・不快感を男性に分かってもらうには

http://anond.hatelabo.jp/20140613223955

 

 

男性は被害者たりえるし、女性は加害者たりえる

http://anond.hatelabo.jp/20140327145556