囚人のジレンマ サコンのアジト 女性は本当にフェミニズム社会を望んでいるのか

 

 

 「囚人のジレンマ」というゲーム理論がある。これは、「『みんなで協力すれば最高の結果が得られるが、誰か一人でも裏切った場合は、その裏切り者だけが利益を独り占めできる』というルールの下では、人々はお互い協力できない」という理論である。これは理系のきちんとしたエビデンスのある理論であり、人文左派リベラルフェミのエビデンスの無い思考実験と一緒にされては困る。

 

 

 「個人的なことは政治的なこと」という言葉がある。これは昔の聡明なフェミニストが、「私たちの私生活での選択の一つ一つが社会に影響を与えるのだから、公私を分けて生きるのではなく、私生活でも、自分の政治信条と一致するような選択をしなさい」という教えをワンセンテンスにまとめたものであり、非常に正しいスローガンである。しかしながら、昨今のフェミニストたちと女性たちはこれに反旗を翻しており、「私生活では好き勝手に生きる!なおかつ社会をフェミニズム社会にしていく!」と鼻息荒く主張している。しかしながら、それは無理である。実現不可能である。なぜなら、囚人のジレンマが存在するからである。

 

 

 フェミニズム社会を実現させるなんて、本当に簡単なことである。それは、女性たちが、フェミニズムを遵守する男性を優先的にパートナーに選んで結婚していけばそれで済む話だからである。そうすれば、フェミニズムを遵守できない野蛮な男性たちの遺伝子は後世に残らず、そこからだいたい2世代くらい経てば、完璧なフェミニズム社会は実現する。ところが、ここで囚人のジレンマが立ち現れる。女性たちが皆フェミニズムを遵守する男性を優先的にパートナーに選んで結婚していけば、女性たちにとっての最高の結果が得られる。しかしならが、その「最高の結果」というものがクセモノである。「社会は確かにフェミニズム的に完璧になった(最高の結果だ)が、私の子どもは落ちこぼれになった」というケースがあるからである。そういうことになった場合、その落ちこぼれの子を産んだ女性の人生は成功と言えるだろうか?その女性の生存戦略は成功したと言えるだろうか?その女性にとっての最高の結果だったと言えるだろうか?

 

 

 フェミニズムを遵守する男性の遺伝子が、必ずしも優れたものであるとは限らない。「いくら社会がフェミニズム的に正しくなろうが、落ちこぼれちゃうウチの子がかわいそうだし、アタイだってミジメじゃん!だったら、フェミニズムに反抗してでも、優秀な精子を狩る!」と女性が言い出した場合に、「囚人のジレンマ」が発動し、光り輝く未来のフェミニズム社会は崩壊するのである。

 

 

 もう一つの問題として、「フェミニズムを遵守する男性は女性を甘やかさない」というのもある。ツイッターユーザーの「シュナムル」みたいな、「フェミニスト面をしていながら実際は家父長制で女性を支配・甘やかしている」男は、ただの旧来の保守派であって、あれは別にフェミニストではない。本当のフェミニスト男性というのは、自分をどこまでも女性と対等だと見なすし、女性に甘えることもなければ、女性を甘やかすこともない。しかしそういうフェミニスト男性は、女性からすこぶる受けが悪い。なぜなら女性はこう思ってるからだ。「女性と対等っつったって、それは公でやってりゃ良いのよ!私生活にまで持ち込まないでよね。私生活では独断で決断して!自分の男性性に自信を持って!ときにはあたしの意向を無視したって良いの!もっと男らしいところを見して!動物のように腰を振って!」

 

 

  こちらの動画を見てもらいたい。

 

 

 

www.youtube.com

 

 

 これはニンテンドー64のゲーム、『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』の動画である。この動画内でプレイされている、「サコンのアジト」というミニダンジョン。このダンジョンは主人公のリンクと、もう一人の少年「カーフェイ」が二手に分かれ、協力しながら平行に課題をクリアして進んでいく仕組みになっている。仕組みはこうだ、まずリンクが自分の部屋の課題を解決する、するとカーフェイの方の部屋にある扉が開き、カーフェイは次の部屋に行ける。カーフェイが次の部屋で課題を解決すると、リンクの方の部屋にある、次の部屋への扉が開き、リンクが次の部屋で課題を解決すると、カーフェイが次に進めるようになり・・・というものだ。

 

 

 ここまで書けばもうおわかりだろう。男女平等・フェミニズムというのもこういうことである。女性が進むことによって、男性も進めるようになり、男性が進めるから、女性もさらに進める、という、相乗効果なのだ。そういう協力体制でしか男女平等とフェミニズムを進めることはできない。ところが、現代の先進国ではこの協力体制に陰りが出始めている。なぜなら、女性たちがこれ以上進むことを拒否し、自分の部屋の課題の解決を放棄し始めたからだ。「女らしい趣味は捨てたくない、男には私生活では男らしくあってほしい。なおかつ、フェミニズムは進めてほしい」と言われたところで、男性としてはどうしようもないのだ、女性が自分の部屋の課題を解決してくれなければ。それはさながら、カーフェイのクリア待ちをしているリンクのように。もちろん、リンクが壁を壊して、カーフェイの部屋に入って課題をぶん取ってクリアすることは可能だ(TASさんならできるよね?)。でも、そういうことをしてしまったら、それはつまりリンクの手柄であり、リンクの重要性がカーフェイより増してしまうだけである。つまり、家父長制の重要性を皆がまたはっきりと認識してしまうだけである。

 

 

 「男性がどれだけ正しくなろうとも、その正しさに女性がついて行けない」ということになっている以上、フェミニズムはここまでである。リベラリズムもここまでである。左派リベラルフェミに残されている仕事は敗戦処理しかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

囚人のジレンマ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9A%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9E

 

 

個人的なことは政治的なこと

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8B%E4%BA%BA%E7%9A%84%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%9A%84%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8

 

  

はてなブックマーク - 私の彼はフェミニスト、別れようかどうか真剣に迷い中(鈴木 涼美) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

http://b.hatena.ne.jp/entry/gendai.ismedia.jp/articles/-/54094

 

 

欧米はなぜ女性に父性を与えようとするのか

http://masudamaster.hatenablog.jp/entry/2017/10/21/113134

 

 

成熟とか自立ってのは男性性でしか成し得ないわけで。そういう意味では成熟や自立を求めてオッサン化していくアメリカ人女性は正しい。それ以外の女性はそこら辺ごまかしてる(自立してないのに自立してるって言い張ってる)。

http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/s/leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1515541218/199

 

 

女性自身がフェミニストのことを嫌いなんだからしょうがないよ

http://masudamaster.hatenablog.jp/entry/2016/12/15/113338

 

 

『男女平等がある程度進むと「女性が背負って立つ」みたいな状況も一部で出てき始めるわけだけど、そうなると女性としても面倒になってきて、フェミニズム運動が勢いを失っていく。』

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20171203083700

 

 

 うん、だから、鉄腕アトムとかドラえもんが実現したら、男性はもう男性ジェンダーをなぞる必要が無くなるので、男性も女性として生き始めるから、「みんなが女の子の世界」が到来するわね。月人の来ない宝石の国のようなもの。

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1515493462/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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