「無意味な変数」とは

 

 

 「無意味な変数」とは、人間の感情にとっては大いなる意味があるけれども、現実的・物理的にも、結果にも、そして統計的にも全く変化を起こさない人間独自の区別の仕方のことである。例えば、「真面目な女装は良いけど、ふざけた女装はダメです」という言説は、そりゃ人間の心にはシックリくるし、人間たちは自分たちはハッキリと区別をつけたつもりだろうけれども、実際には、統計的には全く無意味な区別でしかない。「ふざけてるけど似合ってる女装者」と、「真面目にやってるけど似合わない女装者」の2名がいた場合、リベラルはどちらを評価するのかという話だ。リベラルが、「ふざけてるけど似合ってる女装者」を称賛し、「真面目にやってるけど似合わない女装者」を批判した場合、それは、リベラル自身が、己が言い出した基準(マジメか不真面目か)を全く正しく適用できていないことになる。

 

 

 私は、女性が社会に強制されて履かされているハイヒールを殲滅したいが、そんなことを言い出したら、そもそも全ての女性が社会に強制されていると言えてしまうであろう。「私は自発的にハイヒールを履いています」と言う女性でさえ、それは社会に洗脳されてそう言っているのだから(「私は自発的にやっている」と思わされているだけ)。だから、「強制されているか否か」は全く無意味な変数であり、たとえ女性が「ハイヒール履きたい」と言ったところで、全てのハイヒール(現代の纏足)は一律で禁止されなければならないのだ。

 

 

 例はこれだけには留まらない。売春禁止論を男性が唱えた場合には猛反発する左派リベラルフェミチンポ騎士。こいつらは、女性が売春禁止論を唱えた場合には諸手を挙げて賛成する。であるならば、売春を殲滅したい男性は、自身の主張を女性に代弁させれば良いことになる。晴れて代弁者の女性の主張が通り売春が殲滅されたとき、表向きには女性の意見が社会を変えたことになるが、実際には裏で暗躍した男性の思い通りになっている。左派リベラルフェミチンポ騎士は、自身の意図とは裏腹に、売春禁止論者の男性の願いを叶えてしまった。「『何を言ったか』よりも、『誰が言ったか』の方が重要です」と言っている輩には、そういうセキュリティホールがあるわけだし、「誰が言ったか」が、まさしく、「無意味な変数」でしかないことを示している。しかしそれでも我々は女性を大切にして生きていく以上、無意味な変数を重視せざるをえず、そのような劣等性を人工知能に看破され、政治はそのうちに人工知能の仕事になるであろう(女性を愛していると瞳が曇るので人間は 政治 (= 全体最適への思考)に不適格である)。

 

 

 「真面目であるかふざけているか」「強制か自発か」「誰が言ったか」これらは人間の心にとっては意味があるが、統計には一切表れない無意味な変数である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝三暮四(チョウサンボシ)とは - コトバンク

https://kotobank.jp/word/%E6%9C%9D%E4%B8%89%E6%9A%AE%E5%9B%9B-568433

 

 

 

 

330 :可愛い奥様:2009/06/25(木) 18:52:54 id:gsPnWeZl0
>>329
これは自民党GJだね。
うちの周りにも母子家庭いるけどさ、本当たいへんそうなんだよね。


332 :可愛い奥様:2009/06/25(木) 18:53:56 id:gsPnWeZl0
>>329
あ、民主が決めたのかこれw
それじゃダメだ。
財源はどうするんだって話。
無限に金が湧いてくるわけじゃないんだからさw

 

 

 

はてなブックマーク - 董卓不燃ごみ)さんはTwitterを使っています: "けれども当事者が汗と血を流してようやく獲得した立場や権利を得たいがために、後追いで自分たちを無理やりカテゴライズさせようとする

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