「自分たちのサッカー」の実態 ギリシャ全

 

 

 日本代表の一部の選手がアホみたいに連呼してる「自分たちのサッカー」っていうものが一体何なのかよくわからなかったんだけど、ギリシャ戦でわかったね。要は、「やりたくないことはやらない」サッカーなんだ。それを体現してるのが本田と香川。

 

 「自分がやりたいシチュエーション」でしか本気出さないし、試合の流れがどんなものであろうが、「自分がやりたいシチュエーション」に無理やり持って行こうとするんだよな。今日の本田なんか典型的なんだけど、せっかく縦パスが決まった(契が入った)のに、それをいちいちリセットしようとするんだよな。「俺がプレーしたいのはそういう形じゃないねん」って。せっかく良い形になったのに、それを崩す。そりゃイタリアで成功しないって。試合のシチュエーションなんか見てないんだよ。自分のプレーのシチュエーションだけ。そんな人間にミッション任せられないって。

 

 香川もそう。自分の好きな角度からのドリブル進入しかしないでしょ。だからギリシャの選手もそれ簡単に読んでコース切るよね、そしたら香川はお得意のアウトサイド逃げパス。コートジボワール戦でも何回も見たよ。行く手を阻まれたとき、それしかできないのなら、そりゃCLの大事な試合には出してもらえないよ。試合のシチュエーションに合わせて自分を変えることができないんだもん。一人で突破できないんだもん。

 

 逆に、自分のやりたくないことでも頑張ってやってるのが長友とウッチーだね。この両サイドバックは日本の宝だと思うし、彼らのモチベーションを低下させてはだめだよ。ヨーロッパで実力で正ポジション獲っただけある。

 

 とにかく、本田の大言壮語に騙されちゃダメ。ワールドカップで優勝したいと本気で思ってる人間があんなプレーするわけないだろ。もし本気で言ってるならただの狂人だし、本気じゃないのなら佐村河内みたいな詐欺師でしかない。本田の自身満々な外見や言動に騙されちゃダメだよ。あいつはリスクをとっているように見せかけて実は全然リスクをとってないんだ。これからの四年間も本田中心で行くなら次のワールドカップもグループリーグ敗退でしょ。あー嫌なもん見せられた。